Darkroomを終えて

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    真暗闇の中で過ごすDarkroomリトリートが終わった。
    リトリート自体は今2週目を終え、明日から3週目に入る。
    私の参加は1週間のみ。でもこの1週間は貴重な体験だった。

    一筋の明かりも入らない真っ暗な中でアルケミーの瞑想を行う。
    食事も制限されていて、ほぼ半断食。1週間で4キロ痩せた。
    PiGu(←詳しくはこちらをクリック。英語ですが)という特別な
    食事法に基づき、ハーブとデトックスティー、少量のフルーツ
    とナッツのみ。お腹がすいたら唾液を100回噛んで気と混ぜて
    飲み込むようにと言われる。始めはお腹がすいちゃって、
    サラダを山盛りで食べる夢なんかを見る。

    このDarkroom が意図するところはそのタイトルが表すように
    Darkroom Enlightenment=闇の中で光明を得ることなんだ
    ろうけれど、私はあと2週間 (あるいはそれ以上)この洞窟修行
    しないと宇宙の根源の紫の光は見えてこないのかもしれないな。
    (マスターチアが闇の中で生徒に問いかける。紫の光はみえて
    きたかと。周りからは"yes""Yes"という声が聞こえるけれど、
    私は”No"だった)それでも個人レベルで貴重な気づきや体験が
    得られた大切な1週間だった。

    リトリートでは1日のスケジュールが決まっていて、朝は7時
    のGongと共に起床、8時から瞑想、9時に朝食、10時半から
    朝のセッション、1時にランチ、4時から午後のセッション、
    7時ディナー、8時に夜のセッション、そして9時半ごろには
    いちにちが終わる。

    目を開けてもつむっても、朝も夜も、とにかく真っ暗闇なので、
    メラトニンがどんどん放出されて、それはよく眠る。最初の2日
    は休憩時間の間ずっと眠り続けた。床ずれができるんじゃないか
    と思うほど。2日目の朝にはプチパニックをおこしたけれど
    (朝起きて真っ暗ということに息が詰まってしまう)深呼吸を
    して気持ちを整える。

    完全なサイレンス(おしゃべり禁止)で、しかも私はシングル
    ルームだったため、独りの世界にいやでも入っていく。

    暫くすると暗闇にも慣れてきて目の角の辺りから光が射したり
    あるはずの無いものが目の前に幻影として現れたりするけれど、
    とくに恐くはない。ただ歩くのが面倒。あるはずの無い壁が目
    の前にあったり、いろんな風景が見えたりする。これはどこ?
    脳の中の記憶?何かの反映?

    そして味覚、聴覚、臭覚が増す。(これは外に出た時にも暫く
    敏感になり、特に聴覚は少しの音でも敏感に反応してしまう)

    3日目の朝に、ある想いが沸き上がる。
    2階の部屋から1階のホールに降りて来て、自分のヨガマット
    に横になり、朝のセッションの始まりを待っていた時、何とも
    言えない安堵感、母親の子宮の中に居た時にきっと感じていた
    だろう安息感のようなものに包まれる。そして急に感謝の念が
    湧いてくる。

    思春期から大人になるまで(今も大人になりきれていないが)
    私は両親の不仲や家庭環境を恨みながら生きてきた。愛のない
    間に生まれた子供だと思っていた。責任を親にかぶせていた。
    随分かかって、自分を含めいろんなことが許せるようになって
    そして今回、このダークネスの中でふっと湧いて来たことが、

    そこに愛はあった、という想いだった。記憶なのか想いなのか
    はっきりしない。でも確実に全ての命は愛から生まれるという
    メッセージが沸き上がった。胎内回帰のような深い体験の中で
    生まれて来たことに対する感謝の気持ちが湧いて来た。生んで
    もらったことに感謝した。そして愛から生まれたという意識の
    変換は、私の中の性エネルギーの質を根本から大きく変えた。

    よくあるスピリチュアル系の言葉みたいだけれど、確かに、
    私たち一人一人の存在が愛であり、宇宙そのものが愛であると
    いうことが、長い長い真っ暗な夜の子宮体験の中で”分かった”
    そしてそのエネルギーから始まる全ての瞑想は、美しかった。

    タオの瞑想では性エネルギーをコマンダーとして全てを動かす。
    性エネルギーの根源が愛に溢れたものであるとなった時、そこ
    から動く全てのものの質はかわっていく。

    私には紫の光はみえなかったけれど、この意識の変換はダーク
    ルームの大きな収穫だった。そして次へのいくつかの課題も与
    えてくれた。

    最終日、いくつもの布のレイヤーで覆われた出口を、一枚一枚
    くぐりながら外へ出て行った時、夜のタオガーデンの小さな
    街頭の、なんて眩しかったこと。。。参道をくぐりぬけて外の
    世界に出て行った時の、なんて嬉しかったこと。。

    翌日の朝陽のなんて美しかったこと。。。
    緑や花の色のなんて輝かしかったこと。。。
    目で見ながら味わえる食事のなんて美味しかったこと。。。
    そして友人とシェアできることのなんて喜ばしかったこと。。

    終わってみるとあのプチパニックさえ懐かしく、今でも目を閉
    じると、内側で宇宙と繋がっていた胎児に戻ることができる。
    でもそれ以上に、光の中で身体を動かすことも至福のよろこび。

    闇も光も、陰も陽も、両方が大切。

                        

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