チネイザンは2人でする瞑想

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    クリスマスとは思えない、年の瀬とは思えない
    暖かい日が続いていますね。
     
    今日はチネイザンのセッションについて
    書いてみようと思います。
     

     
    習い始めたころからかぞえたら
    何千回と行なっているセッションでも
    毎回ごとに学びがあり
    私の方が受け取ることも多く
    ひとりひとりの曼荼羅のようなお腹の世界に
    驚嘆させられる毎日を過ごしています。
    (ほんとうに)

    今日、セッションで時間を共にした
    Kさんの例を挙げてみます。
     
    彼女は妊娠に向けて
    自分の身体にちゃんと意識を向けたり
    身体を整えたいということで
    5回のセッションを申し込まれました。
    昨日がその4回目。

    私が行なっている木曜日のタオのクラスを
    3年ぐらい続けてくれていたのですが
    ここのところはお休みをされていました。

    セッションでは
    クラスで練習してきたこと(タオの瞑想)を
    お腹を通じて、共同作業しました。
     
    チネイザンは
    ”2人で行なう瞑想”とも言われています。
     
    瞑想のスペースの中で2人が空間を共にし
    触れ合いが起こった時に、気(Life Force)が
    流れだします。揺らされて、そこに眠って
    いたものが動き始めたりしていきます。
     
    受け手も瞑想をかさね
    内側を感じる感覚が育っていくと
    セッションも、その深みを増していきます。
    2人で更に深いスペースへと入っていける
    ようになります。

    マインドが取り払われ
    感覚の中に深くダイブしていくと
    臓器が、物質としてだけではなく
    エネルギーとして、というか
    これを感情体というのか、
    そんなものとして捉えられる感覚が生まれます。

    こんな風に説明された先生もいました。
    物質はform(形あるもの)
    エネルギーはformless form(形のない形)
    魂はformless formless(無形の存在)
    そこを行ったり来たりする。
    チネイザンはしっかりした肉体のワークであり
    エネルギーのワークでもある、と。
     
    そして
    特に何かを意図することなく
    よくなって欲しいとか、なんだとか
    (勿論私たちの根本にそういう気持ちはあります)
    そういうこともなく
    ただ寄り添い、深く聞いていく。

    私も時々陥るのが、
    どうにか(よく)なって欲しいと願い
    こちらが主体になってしまうこと。
    でも、主体は受け手です。

    本当に、”ただ聴く”ということができるか
    これは私のチャレンジでもあります。

    タッチも
    受け手が自分の臓器を感じるようなタッチが
    大切です。

    そしてそこで
    受け手と施し手がなくなります。
    安堵感の中に、2人で入っていくんです。
    命が繋がる感じです。

    今日のKさんの場合、
    特に腎を丁寧にみていきました。
    お腹の一番深いところで
    縁の下の力持ちのような役割をしてくれている腎。

    "腎”というとき
    それは膀胱や生殖器、そhして髪や骨、脳も含みます。
     
    Kさんは
    Bone Breathing(骨の呼吸法)を知っていたので
    2人で骨の呼吸を行ないました。
     
    チネイザンを受ける際に骨の呼吸を行なうと
    受け手は身体の深いところからリラックスし
    その感覚を身体全体に拡張させ
    気の流れがよくなるということが起こります。
     
    私は気持ちをKさんの腎臓と骨にむけたら
    あとはただ自分でも骨の呼吸して
    深く聞いています。

    骨は身体の深いところにあって
    皮膚や脂肪や筋肉や、いろんな組織に囲まれた
    一番中心のところで結晶化されたような臓器です。
    大地の中のクリスタルのような存在。
     
    そして腎の季節は冬です。
    冬至を過ぎた今まさにこの時期
    自然のリズムとも同調しながら、腎と繋がります。

    その息づきを感じながら
    骨の呼吸のチネイザン。2人の瞑想です。

    Kさんの、セッションを終えたあとの言葉は
    ”本当に静かなスペースが私の中にありました”
     
    そう言って、とてもすっきりとされて
    溌剌として帰っていかれました。
     
    私もKさんから
    ”静けさ”の持つパワーを感じさせてもらいました。
     
    Our Body is our Temple.
    身体のことに携わっている方には聞き慣れた言葉
    かもしれません。ほんとうに私たちの身体は
    神聖な寺院のようなものです。
     
    タオガーデンでは、マスターチアが内臓のことを
    「5人の子供が住んでいる場所。その子供たちが
    すくすくと育つ環境を作ってあげることが大切」
    と言っていました。

    お腹には限りない力や可能性が潜んでいて
    臓器の状態がよく、心も満ち足りていると
    自分では創造もつかないような力を発揮してくれる
    のかもしれませんね。

    そこを曇らせるのも、力を発揮させるのも
    自分次第です。

    身体に敬意を払い,子供がすくすくと育つために
    日頃からのケアが必要ですね。
    特にお腹を酷使してしまうこの季節には。

    長くなりましたが、
    皆さん、お腹をお大事に。




     

    腸のおかげさまで生きている

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      藤田紘一郎先生の「腸にいいこと」だけをやりなさい!
      読ませていただきました。読みやすいですね、そして毎日
      の中で腸のために何をしていったらいいか、とてもわかり
      やすく書かれています。

      腸内細菌がいかに私たちを生かしてくれているか、身体だ
      けでなく、心の働きにも関わっているかということも書か
      れています。

      チネイザンをプラクティスしていて、よかったなって思う
      ことは、お腹の内側で起こっている事により敏感になれる
      ということです。

      「今こんな不快感があるけれど、これは一過性ですぐにな
      くなっていくな」とか、「これを食べたら腸が喜ぶな」
      とか、、、頭に頼らずに、お腹が教えてくれるようになる
      んです。だからニュートラルというか、いい状態にわりと
      直ぐに戻れる。。。
       
      常々、お腹の中には自分のヒーラーが棲んでいると思って
      いましたが、藤田先生はこのヒーラーのところを「小さな
      神様」とおっしやっています。いいですね。
       
      そして童謡詩人、金子みすゞさんの「蜂と神さま」という
      詩を紹介されて、腸内細菌について、続けています。

      (本文より)
       
      蜂はお花のなかに、
      お花はお庭のなかに、
      土塀は町のなかに、
      町は日本のなかに、
      日本は世界のなかに、
      世界は神さまのなかに、
      さうして、さうして、神さまは、
      小さやな蜂のなかに。
       
      この詩のなかの「蜂」を「腸内細菌」に変えると、
       
      「腸内細菌はおなかのなかに」
      「おなかは体のなかに」
      「体は家庭のなかに」・・・・
      「世界は神様のなかに」
      「そうして、神さまは小さな腸内細菌のなかに」

      ーーーと、こんな具合になると思ったんですよね。
      私たちにとって、腸内細菌はまさに「小さな神さま」
      のような存在です。

      (中略)
       
      自分たちの生きる日々が
      「自分のおなかのなかの小さな神さま」のおかげで
      成り立っていることに気づいていないのです。ーーー


      ほんとうに、そのとおりですね。わたしたちは腸のおかげ
      さまで生きていますね。生かされていますね。

      自分の中の、ちいさな神さまに感謝の日々です。




       

      チネイザンをとおして

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         チネイザンをしていて最近感じることは

         お腹にゆっくりとタッチしてき
         皮膚の下の筋肉や内臓が次第にリラックスしていくと
         ベールが1枚1枚剥がされていくように
         その内側の
         その人の本質が浮き出されていき

         それは状態というよりも
         風景のように感じられ
         それをじっくりと
         2人で観賞する時間のようになっていく

         誰もが、真ん中に美しい風景を
         その人がそこから来た
         あるいはそこに行く風景を持っていて

         覆いがとれたときに
         じんわりと映像が浮かんでくる

         それを私も傍らで見させてもらっている

         2人が同じものを見ているとはかぎらないけれど
         同じバイブレーションを感じているはず
         
         カウンセリングやシェアで
         言葉が助けになることはあるけれど

         基本的に
         チネイザンはお腹へのタッチをとおして
         じぶん自身を感じとっていくもの

         とても原初的で
         とてもパワフルなものだと
         あらためて感じさせられている



         

        チネイザン(覚え書きの続き)

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          昨日のチネイザンの「風門を開く」画像を含め、
          タオガーデンでチネイザンを教えるマスターチアの様子がが
          公開されている。動画のリンクをここにまとめておこう。

          1) Ground your Student

          2) Opening the Soul Gate
            (大腸の4つのコーナーを開ける

           
          3) Opening the Wind Gate
            (風門を開ける)

           
          4) Skin Detox and Activate the Middle Line
            (スキンデトックス/ 臓器のデトックス)
           
          5) Pumping the Organs
            (五臓のポンピング)
           
          6) Massage Piriformis Mussle
            (piriformis筋への働きかけ)
           

          チネイザンにおける「風門」

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            自分への覚え書き。

            今朝Facebookを見ていたら、マスターチアによる
            チネイザンの全デモンストレーションの画像がのっ
            ていた。(こちらで観られます)

            Wind Gate(風門)はいろんな先生によって捉え方
            が違い、テクニックも違う。エネルギー的に微細に
            捉える先生もいれば、がっつり肉体として入ってい
            く先生もいる。
             
            この摩訶不思議な臍の8ポイントは、私にとって常
            にミステリアスなポイントだけれど、マスターチア
            のこの解釈だと、分かりやすい。

            マスターチアは風門をあけるとは脈を活性化するこ
            とだと言っている。風=パルス(脈)脈がなくなる
            ことは死を意味する。風通しを良くするということ
            は、血流を良くするということ。全身の血流を整え
            ることで、エネルギーの流れが増す。
             

            私が習った頃とは違うテクニックもあり、興味深い。
            ホールシークエンスを載せているが、ここでは風門
            をピックアップ。デトックスについては後で書いて
            みよう。要点の箇条書き↓



            ---Opening the Wind Gate---

            風門を開ける=脈を活性化すること
            風が動くと全てが動く

            まずはウォームアップとしての腹部動/静脈の活性化
            3つのラインに分けて、真ん中、左(動脈) 右(静脈)
            心、心包のポイントをシェイク&サークル
            太陽神軽そう、大動脈を肘で押さえる

            ここから更に風門を開いていく
            まず鼠蹊部の風門を開く(親指で腱を開く)
            スクープしてオープンにする
            そして粗景部のパルスを肘で押さえる
            肘をゆらゆらさせて

            臍の動脈部の風門と頸動脈がシンクロしているか、
            していなかったら、臍部分を更にクリアにする
            臍と鼠蹊部の左右の動脈のシンクロ具合をチェック

            頸動脈と臍の部分も同時にチェック
            頸動脈は通常安定した脈だが、ここが不規則だと
            頭の部分への問題が起こりうる。なので、臍部分を
            クリアにしてシンクロさせる
             
            更に鼠蹊部に戻り、左右の脈と臍をチェック

            ここまででも充分1回のセッションになりうる
            大切な手技
             
            丹田部分も時間をかけて、肘で沈んでいく。ここは
            沢山の脈を感じるところ「気海」まさに気の海。
            受け手は、通常エネルギーの大きな流れを感じる。
             
            最期に臍へもどり、脈を感じられなかったら、
            臍を8方向にクリアにする(対角線状にひっぱる!)
             
            そして脈をクリアに(脈を起こさせるという感じ)
            肘の先で風門(へそではなくパルス:脈を押さえる
            肘でゆらゆらと)8箇所を開いていく。風門が開く
            と背中も開き、
            多くの気が身体に流れていく。


             

            チネイザンとデトックス 6

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              チネイザンとデトックスシリーズの最後のコラムです。
              前回のものはこちらをご覧下さい。


              デトックスとしての睡眠と運動

              睡眠は私たちにとって欠かせない。精神的・情緒的にストレス
              を感じている人には、神経系を休めるための運動も欠かせない。
              特に不眠症を抱える人には、血流を促すため、神経系を鎮める
              ため、そして呼吸を深くするためにも何かしらの運動をするこ
              とを勧める。身体をある程度充分に動かすことで、リンパや血
              液、体液が循環し、また内臓が刺激されて動きも活性化する。
              食べ過ぎてしまったら、消化を助けるために1ブロック(数キロ)
              歩くだけでも充分な運動になる。それによって脚に通っている
              消化器系の経絡が活性化され、横隔膜が動くことで内臓の動き
              が促進される。楽しく気楽に歩くことでリンパ液の流れは20倍
              も増すのだ。

              注意しなければいけないのは、年配者は運動量に気をつけると
              いうことだ。やり過ぎはいけない。運動が疲労になると、スト
              レスホルモンが蔓延し逆効果になってしまう。少づつ始めて楽
              しみながら量を増やしていくといい。そしてここが大切な点だ
              が、全ての運動において歓びを感じながら行なうこと。それを
              社交の場としてもよし、ペットと遊ぶ時間としてもよし、美し
              い景色や新鮮な空気を楽しみながらでもよし。。そして健康促
              進のために、それは毎日行なうのがいいだろう。


              チネイザンがデトックスを促進する

              例えば生産性の低い工場で働いていたとする。その効率や生産
              性を上げるためには、人員を増やしたり、チームを変えたり、
              再教育したり、給料を上げたりボーナスを出す等のやり方があ
              る。私たちのお腹の中にも同じことが当てはまる。チネイザン
              を行なうことで、まずタッチ(手)により働きの鈍った内臓を
              整え(内臓を教育してあげ)整ったら内臓に感謝をすることで
              内臓のスピリット(精神・魂)を高揚させることができ(タオ
              では各臓器にスピリットが宿ると考える)臓器が行なう仕事が
              潤滑に回るようになる。チネイザンは、臓器の仕事がはかどる
              ようなサポートや安全・安心を提供することができる。

              例えとして書いてみたが、チネイザンでのデトックスに於いて
              いくつかの段階があることも述べておこう。最初の段階では、
              溜まってしまった内臓の余分な仕事を取り除いてあげること。
              第2段階では、この溜まった仕事を取り除くプロセスに、全て
              の臓器がしっかりと関わらなければいけないということ。第3
              段階では、互いの臓器が相互サポートの感覚をもって行なわれ
              るということ。第4段階では、デトックスの効果が全ての臓器
              に感じられる、ということ。

              デトックス効果が全ての臓器に感じられる為には、休息と修復
              の時間が必須となる。しっかり休んで立直すことで一番弱って
              しまった臓器にもエネルギーが流れ始める。そして一旦この仕
              事が成されると(デトックスされると)エネルギーはこれまで
              とは違った流れを作り、代謝に変化をもたらし、内臓はあるべ
              き場所に整えられ、骨格や姿勢にまで影響をもたらす。

              チネイザンはデトックスを促進するーーだが各クライアントの
              体質にあったデトックスを効果的に行なえるかは、プラクティ
              ショナーの腕にかかっている。過度のデトックスは吐き気や頭
              痛、下痢等の反応を引き起こす。デトックスが必要であるとし
              ても、クライアントが対処できないところまでプッシュしては
              いけない。デトックスのプロセスを、注意深く見守ることが大
              切だ。ゆっくりとしたアプローチをとり、過度な反応を起こさ
              ないように努める。副作用も最小限になるようにし、より健康
              的な食や環境へのクライアントの意識や嗜好も、徐々に変わっ
              ていってもらうことが望ましい。デトックスの必要性が大きい
              ほど、そのアプローチは穏やかに行なうことだ。
                 
                              ーーー次回へ続くーーー

                                     "Healing From Within" by Gilles Marin
                                    North Atlantic Books 1999 P121~123


              チネイザンとデトックス 5

              0
                デトックスのための最良な方法ーーー「睡眠」

                神経系のうち、副交感神経が優位になることで、私たちの
                身体は休まり、眠りにつくことができる。よく眠ることが
                身体をデトックスする最良な方法であろう。ストレス過多
                による不眠は現代社会の深刻な問題だ。常にストレスを受
                けている状態は身体に様々な悪影響を与えるが ”眠れない”
                ことは更に大きなダメージとなる。

                睡眠にはエネルギーが必要

                奇妙に聞こえるかもしれないが、眠るためにはエネルギー
                を必要とする。私たちはクタクタになるまで待って眠りに
                就くことが多い。例えば仕事を終え、夜はテレビの前でう
                つらうつらし、重たい身体を引きずってベッドへと入ると
                いうように。これはとても不健康な状態だ。疲れすぎた状
                態では、睡眠がすべきことーーーその日の疲れを癒し翌日
                からの仕事や社会生活のための活力を充分に与えるーーー
                ができなくなってしまう。

                生理学的に見ても、眠っている間に身体はたくさんの働き
                をこなしている。例えば、大きな呼吸をしながら眠る人を
                見て、なぜこんなに呼吸が大きい(激しい)のかと思った
                ことはないだろうか?その人は実際、眠りながらその日に
                受けた疲れを眠りの中で修復しているのだ。そしてその時、
                神経系も交感神経から副交感神経(生体が正しく機能する
                ための修復やリペアをするモード)へと変換されている。
                そして睡眠中の身体の中では、肉体的には解毒・掃除・修
                復・成長などが、エネルギー的には夢をみることで感情の
                解毒・修復が行なわれている。

                ところが、静かで安らいだ眠りのための充分なエネルギー
                がない人は、眠りの間に行なわれる様々な修復作業が全て
                できず、エネルギーは生体にとって最重要とされる消化と
                神経系修復に回されるため、眠りがすべき仕事が残された
                まま少しづつ溜まっていってしまう。つまり毒素も溜まっ
                てしまうということ。毎晩のことが毎週となり、毎月とな
                り、毎年となり......十分な休暇でも取らない限り、身体に
                積もり続けてしまう。          
                              ーーー次回へ続くーーー

                           "Healing From Within" by Gilles Marin
                                  North Atlantic Books 1999 p118 ~119

                チネイザンとデトックス 4

                0
                  今回は、ストレスがいかに身体を毒してしまうかについて
                  の章。まず健康的なストレスと健康を害するストレスの違
                  いについて書かれていますが、ここは少しまとめ訳させて
                  いただいて、次の章に進みます。

                  健康的なストレスと、そうでないストレス

                  ストレスには2つの働きがある。

                  Fight or Flight (闘争・逃走反応)という言葉があるが、
                  例えば災難や危険が降り掛かってきた時(路上で車が不
                  注意に近づいて来たと時など)に起こる身体の反応を見
                  てみよう。何か危険が襲いかかると、身体は瞬時に(考
                  える間もなく)その状態から逃れようと反応する。アド
                  レナリンの分泌が刺激され、交感神経にスイッチが入り
                  心臓血管系はフル活動し、そして全ての感覚器官は安全
                  を求めて鋭敏に働く。血液は四肢の筋肉に流れ、頭は思
                  考を止め、消化機能もストップする。サバイバルのため
                  の全ての機能が作動する。これがFlight(逃走) 反応。
                  そして安全が感じられると、車のドライバーに向かって
                  拳を振るい上げ、肺がはちきれんばかりに叫び、暴言を
                  浴びせる。これがFight (闘争) 反応。

                  ただこのようなストレス反応が起こるために命が救われ
                  ることがある。だから私たちには必要なストレスで、む
                  しろ健康の証。実際健康であればあるほど、この反応は
                  素早く強く出て、回復(ストレスがなくなる)時間も早
                  くなる。起こった事をすぐに笑い飛ばせるようになり、
                  それを話しのネタにすることさえできるような強さも生
                  まれる。

                  ところが私たちが通常”ストレス”とよぶものは、これと
                  性質が違ってくる。

                  こんな例を挙げてみよう。金曜日の夕方、あなたはレス
                  トランでの仕事を終えて帰ろうとしている。疲れて空腹
                  で喉も乾き、立ち仕事から脚や背中も痛む。その時マネ
                  ージャーがやって来て、同僚が体調を崩したため夜のシ
                  フトに残るよう言い渡される。いやいやながらも引き受
                  け、疲れや空腹や足腰の痛み、トイレに行くことさえ忘
                  れて慌ただしく働き回る。アドレナリンが放出し、皆に
                  笑顔を振りまきながら、疲れを一時的に忘れる。2つの
                  シフトをやり終えたとき、疲れは最大に達し、前日の寝
                  不足も相まって、家に帰り、へとへとになって横になる
                  が、眠れない。頭の中では、その日に起きた出来事や感
                  じたことがぐるぐる回り、神経や筋肉が緊張する。これ
                  がいわゆるストレスだ。

                  絶え間なく起こっているストレスフルな出来事に自分を
                  さらすことで、身体は交感神経が優位になり、それが振
                  り払えない。そうすると疲れすぎて休めず、疲れすぎて
                  眠れないということが起こってくる。

                  ストレスの最も特徴的な点は、否定的な感情を伴ってい
                  るということだ。例えば長時間働いたとしても、それが
                  満足度の高いものであれば、やりがいもあり得るところ
                  も大きい。キツイ仕事でも好きなものであれば、その後
                  よく眠れるし、身体はよく休まる。ストレスは、つきま
                  とって離れない否定的な感情と結びついていることが多
                  い。東洋医学では否定的な感情は内臓の働きに悪影響を
                  与えると考える。ここで”否定的”といっているのはエネ
                  ルギーレベルでだ。怒ったり、恐れたり、悲しんだりす
                  ることが悪いことではない。問題はそれらが留まってし
                  まうことで、エネルギーの腫瘍やバリアができて、内側
                  に毒素を作ってしまう(内臓の毒になってしまう)とい
                  うことだ。
                               ーーー次回へ続くーーー

                                   "Healing From Within" by Gilles Marin
                                  North Atlantic Books 1999 P116~118


                  チネイザンとデトックス 3

                  0
                    解毒のしくみ

                    解毒とは溜まってしまった毒素を取り除くこと。それは
                    身体の働きのごく自然なプロセスだ。そして毒素が溜ま
                    れば溜まるほど、解毒のための身体の負担は増す。仕事
                    が山積みになればなる程やる気が失せてしまうのは人の
                    常で、身体もこれと同じように反応する。沢山の働きを
                    課せられるほど、その動きは鈍くなってしまう。私たち
                    の身体というのは、余計な負担のかからない時に100%
                    の力で機能することができるのだ。

                    身体はチームワークで動きながら代謝やその他の働きが
                    保たれている。あなたが工場の一員だと想像してみる。
                    数人が仕事の手を休めてしまうと、あなたにのしかかる
                    仕事量は増し、やる気が失せてしまうだろう。同じよう
                    に身体の中である働きが鈍ると、他の働きも鈍化する。
                    そして全体の働きがスローダウンして、未処理分の仕事
                    が溜まっていく。それが毒素の蓄積につながる。


                    思考や感情における毒素の蓄積

                    どんなにクリーンで安全で消化によいとされる食べ物を
                    食べても、身体がストレスホルモンで一杯の状態だと、
                    食べ物はしっかりと代謝されず身体の中で腐敗していく。
                    思考や感情に関しても、それらが毒されず健全なエネル
                    ギー状態でいるためには、まず批判することをやめ理解
                    をするという心持ちが大切になる。意識が変わろうとし
                    ている時にそれを妨げると、思考は不健全なものになり
                    感情は、表現されたり感じられたりしないままでいると
                    毒(不健全な状態)されてしまう。

                    思考や感情の毒素の蓄積は、ストレスのためだと私は考
                    える。ストレス=いわゆるサバイバルのための反応は、
                    幼い頃の学校生活や、複雑で困難な家庭環境で身に付き
                    一生そのストレスを抱えたまま人生を送る人もいる。そ
                    してそれが生き方にもなってしまう。常にストレスを抱
                    え、強い警戒心と競争心を持ち続けながら生きるという
                    ことは悲しいことだ。そのような状態では身体が安らぎ
                    や滋養を求めても浸透してこない。人生を楽しむために
                    使われるべきエネルギーが、ストレスや悩み、心配事の
                    ために使われることになってしまう。

                    心配、怒り、嫉妬、悲しみや他の感情が悪い訳ではない。
                    全ての感情は公正で人生に彩りを与えてくれる。ポジテ
                    ィブとネガティブのダイナミックな感情の幅なしに人生
                    は味わい尽くせない。例えば「鬱」というのは、良いも
                    悪いも、いかなる感情にも心が反応できないために、生
                    きることが辛くなる状態だ。感情は悪いものではない。
                    ネガティブとレッテルを貼られてしまう感情もあるけれ
                    ど、感情が毒されてしまうのは、意識からそれを排除し
                    隠してしまうために、動かずに固まってしまう時だ。け
                    れども一旦感情が感じられると、そのエネルギーは循環
                    し始め、”生きる”ことへと使われるようになる。

                                  ーーー次回へ続くーーー

                              "Healing From Within" by Gilles Marin
                                       North Atlantic Books 1999 p113~116


                    チネイザンとデトックス 2

                    0
                      私たちはなぜ身体に毒素を溜め込んでしまうのか?

                      日々の生活の中で家が汚れてくるのは自然なことで、
                      だから私たちはまめに掃除をする。そうすることで
                      心地よく生活ができる。ところが問題はそれを怠っ
                      た時に起こる。居間が乱雑で座る場所がなかったり
                      食後の洗い物が山積みにされている状態。。私たち
                      の身体の中の毒素も、この山積みされたキッチンの
                      洗い物と似ている。なぜそこまでしてしまったのか。

                      大量に入って来た(溜められた)物を排泄する代わ
                      りに、私たちの消化器官はそれから栄養素を出来る
                      だけ取り入れようと多大な努力をする。身体も心も
                      十分リラックスしていて、いらない物を手放すこと
                      ができれば、大量の未消化物もしっかり排泄されて
                      いくし、身体の中にある物が消化されるまで空腹感
                      は感じなくなるのが普通だ。

                      けれども私たちの身体は食べ物をできるだけ貯蓄し
                      ようとする傾向がある。それが古くなり、腐って、
                      毒素を持ってしまうまで。そして身体はこれを本人
                      にも気づかないようなずる賢い方法で行なうので、
                      以前フィットしていた服が入らなくなってしまった
                      り、体重計に乗るまで気づかないことが多い。

                      さらに、そのことに対して多くのいい訳を始める。
                      ”年だからね”、”この方が可愛いわ”、“体重が増えて
                      も大丈夫”など。あるいはエクササイズの効果がなか
                      ったとか、ダイエットが間違っていたなどと。身体
                      (あるいはマインド)は、こうやって狡猾に、なぜ
                      私たちが過剰な物を溜め込むのか(身体に毒となる
                      まで)ということの理由を覆い隠してしまう。

                      (必ずしも太った人が痩せた人よりも毒素を溜め込
                      んでいるとは限らない。太り過ぎ、痩せ過ぎには幾
                      つもの原因がある。私たちの身体は体質や習慣、遺
                      伝性、文化的・人種的・社会的なバックグラウンド
                      によって様々な理由で毒素を溜め込んでしまう)

                      プロテクション(守り)のために毒素を溜め込んで
                      しまうのだ、と私は考える。それは筋肉を硬直させ
                      て自分たちを守るのと似ている。感情的な問題があ
                      ると筋肉は無意識に硬直し鎧のように硬くなる。こ
                      れはストレス状態を引き起こし、感情が沸き上がっ
                      てくるのを妨げてしまう。毒素を溜め込むのもこれ
                      と非常に似ている。筋肉で硬直するのと同様に毒素
                      を溜め込むことで、感情的に傷つくことから身を守
                      ろうとしているのだ。

                      感情は私たちを動かし成長させる。だが何かの理由
                      によって(エネルギー不足、未熟さ、安心感の欠如
                      守られていない感じ等)”感じる”ことができないと
                      未消化な感情は身体のどこかに溜まってしまう。こ
                      の例として、幼少時代のトラウマや、過去における
                      ストレスフルな状況を忘れてしまう、ということが
                      挙げられる。だが実際には身体は忘れてはいないの
                      だ。それは覚えていようとしていないだけだ。情報
                      は身体の中の様々な場所に筋肉の硬直や毒素の構築
                      によって隠されているだけだ。身体はそういった武
                      装で自分を守っている。そして未消化な感情は充分
                      に安全だと感じられる場や機会の中でのみ、自然と
                      沸き上がってくる。   ーーー次回へ続くーーー

                            "Healing From Within" by Gilles Marin
                                North Atlantic Books 1999 p111 ~112



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